
ゲーム業界で働く方の中には、フリーランスの平均年収や、年収アップする方法などを知りたい方も多いと思います。
そのため、本記事ではゲーム業界フリーランサーの職種ごとの年収や年収アップの方法などをまとめました。
フリーランスとして年収アップしていきたい方や、これからゲーム業界で独立を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ゲーム業界フリーランスの平均年収
元々ゲーム業界ではデザイナーやプログラマーなどの、比較的仕事をする場所を選ばず、オンラインでも仕事の成果を明確に示しやすい職種がフリーランスとして求められていましたが、近年はその職種幅が広がってきています。
今回は、そんな幅広い職種の中でも実際に働いている人数が多い職種として、6つの職種をピックアップしてご紹介していきます。
職種と平均年収
ゲーム業界のフリーランスとして多い職種は、下記6つです。
・デザイナー(2D/3D/UIUX/グラフィック)
・ゲームプログラマー/エンジニア
・ゲームプランナー/ディレクター
・サウンドクリエイター
・ゲームスクリプター
・シナリオライター
これらの職種のフリーランスが担当する仕事は様々ですが、実際の案件とあわせて職種ごとの平均年収もご紹介しますので、参考にしてみてください。
デザイナー(2D/3D/UIUX/グラフィック)
ゲーム業界のデザイナー業務は、ゲームのキャラクターデザインや、モーション・エフェクト、UIなどゲームの中身を作成するところから、リリース後の公式SNSで使用される画像や公式サイトのデザイン業務など様々です。
関わる工程や業務によって使用するツールも大きく変わるため、求人をチェックする際には求められる経験やスキルもしっかり確認するようにしましょう。
また、ゲーム業界のデザイナーの平均年収は約480~700万円と言われています。ただ、携わる案件や必要とするスキルによって年収が大きく変わるため、年収の幅が広い職種といえます。
ゲームプログラマー/エンジニア
ゲームプログラマーはゲームエンジニアとも呼ばれ、ゲームを動かすために仕様書にあわせてプログラミングを行う仕事です。
開発するゲームやプラットフォームによって求められるスキルや使用する言語、開発環境も変わるのでどんなタイトルやプロジェクトに関する仕事かをしっかりチェックするようにしましょう。
また、ゲームプログラマー/ゲームエンジニアの平均年収は約500~900万円と言われています。経験年数や使用できる言語・スキルに応じて大きく差が出る職種であるため、最高年収1,000万円以上を稼いでいるゲームエンジニアもいます。
ゲームプランナー/ディレクター
ゲームプランナーはゲームの開発や運用をする際に、各種企画やスケジュール・進行管理、データ分析などを行う仕事で、ゲームディレクターは、予算の管理や各スタッフの配置、外部との折衝業務などプロジェクト全体を統括する役割を担います。
ゲームプランナーの平均年収は450~550万円、ディレクターは約500~600万円と言われています。ディレクターはプランナーや他職種である程度経験を積まなければなれない職種であるため、プランナーよりは年収が高いと考えてよいでしょう。
サウンドクリエイター
ゲーム業界のサウンドクリエイターは、ゲーム内で使用されるBGMや効果音などを作成する仕事です。応募の段階から制作実績としてデモテープの提出が必須な場合が多いので、案件を探している方やサウンドクリエイターを目指している方は事前に用意しておくのがオススメです。
また、サウンドクリエイターの平均年収は約350~450万円と言われており、他の職種と比べてもあまり差はないようです。ただし、ディレクション業務も担当する場合などはもう少し金額が上がる場合もあります。
ゲームスクリプター
ゲームスクリプターとはスクリプト言語を用いて、ゲーム内のキャラクターに動きをつけたり映像を切り替えたりなどの動作設定を行う仕事です。
そして、ゲームスクリプターの平均年収は約360~720万円と金額の幅が広くなっています。スクリプターもエンジニアと同様に経験年数や使用言語などにより年収は変化しますが、他職種と比較しても単価は低く無いといえます。
シナリオライター
ゲーム業界のシナリオライターとは、名前の通りゲームのシナリオを作成する仕事で、ゲームの世界観やストーリーなどを作ります。ゲームの初期設定から結末まですべてを考える必要があるため、シナリオライターはゲームの人気を左右する重要な仕事といえます。
また、シナリオライターの平均年収は、約300~400万円といわれており、日本の平均年収と比較しても低い金額です。
ただシナリオライターはフリーランスとして働いている方が多い職業なので、年間で受ける案件によって年収に差が出やすいともいえます。
※参考1:ConPro FREELANCE
※参考2:求人ボックス 求人ナビ
※参考3:ゲームスクリプターとは?平均年収やゲームプログラマーとの違いについてご紹介!
会社員とフリーランスにおける年収の違い
前章で、ゲーム業界における職種ごとのフリーランスの平均年収はどのくらいなのか、という観点でご紹介しましたが、会社員とフリーランスではどの程度年収の差があるのでしょうか。本記事では「会社員」という用語は正社員を想定して使用し、ご説明します。
結論、職種や経験、フリーランスの場合は案件の単価や受ける件数によって大きく変動するため、一概にどちらのほうが稼げると断言することが難しいです。
そのため、各求人の給与を見比べて、どちらのほうが年収や手取りが多いのかを確認したうえでどちらを選ぶのか検討するのも1つの手かもしれません。
フリーランスとして年収アップする方法
ゲーム業界でフリーランスとして年収を上げるには、単価の高い仕事を選んだり高い技術を身に着けたりと多くの方法がありますが、今回はその中から4点をピックアップしてご紹介します。
1.市場価値の高いスキルを身に着ける
平均年収の段落にて、デザイナーやプログラマーはスキルや使用できるツールなどで金額が変わる、とご紹介しました。
もちろんこの2職種だけではありませんが、市場に経験者が少なく習得までに時間を要するようなツールや言語などを身につけることで、高単価案件を獲得しやすくなります。
また、需要の高いスキルは、市場の状況によって変化する場合もあるため、常に学ぶ姿勢を持つと同時に業界の市場動向もチェックするようにしましょう。
▼ゲーム業界のフリーランスの市場動向についてはこちらの記事でも紹介しています
2.年収や単価の高い取引先を選択する
年収アップを狙うために、提示されている平均年収や単価の高い取引先や案件を選ぶのも1つの手です。
しかし、金額の高い案件はその分高いスキルが求められたり、責任が大きい案件である場合が多いため、獲得するために経験を積む必要があります。
3.信頼・人脈を得る
案件を獲得する方法として、フリーランスの仲間や前職の繋がりを使って、人脈をもとに案件を取得する方法がありますが、これは年収をあげる上でもかなり重要です。人脈や紹介経由の案件は、サイトなどには掲載されていないようなレアな案件も多く、条件の良い案件を紹介してもらえる場合もあります。
この方法を使っていきたい方は、獲得できた案件で実績を残し企業から信頼を得たり、交流会やオンラインコミュニティなどに積極的に参加してみると良いでしょう。
▼案件獲得方法についてはこちらの記事でも紹介しています
4.エージェントを活用する
フリーランスエージェントは、利用することで希望の案件獲得や交渉などをサポートしてもらうことができ、営業活動も代行してもらえるので案件獲得の工数を削減できます。
しかし、エージェントによって専門としている業界が異なるため、自分のニーズにあわせてエージェントを選びましょう。
まとめ
ゲーム業界で働くフリーランスの平均年収から、年収をアップする方法までをご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
ゲーム業界では職種ごとにフリーランスの平均年収に大きく差があり、その中でも使用できるツールや経験、スキルによっても金額が変わってきます。
また、年収アップ方法については通常の案件獲得の際にも活用できる方法が多いです。
そのため、将来的に年収を上げていきたい方や、ゲーム業界でフリーランスとして働きたいと考えている方は、自分の目指している職種にあわせて適切な方法を意識し、取り組んでみてください。
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