
フリーランスで働く皆さんにとって、「時間管理」は重要ながら難しい課題のひとつなのではないでしょうか?
そこで今回は、
・フリーランスとして時間管理が上手くなるとどんなメリットがあるのか?
・具体的な時間管理のコツ
・働き方による時間管理の違いについて
をそれぞれ紹介していきます。
ゲーム・エンタメ業界ならではの話もあるので、特にゲーム・エンタメ業界で働くフリーランサーの皆さまはぜひご一読ください!
フリーランスにとって“時間管理”が重要な理由
フリーランスでも会社員でも、仕事をする人にとって「時間管理」ができることは必要なスキルと言えます。ただ、フリーランスは個人でクライアントから仕事を貰うので、「時間管理が上手いこと」が自身の業務や収入に直接影響を及ぼすケースが多いです。
ここではフリーランスにとって「時間管理が上手いこと」の重要性やメリットについて解説していきます。
信頼獲得が次の案件獲得につながる
そもそもフリーランスや会社員といった働き方に関わらず、「時間管理が上手く、期限内にタスクを完了できること」は仕事上の信頼関係を築くうえで重要なポイントです。
ただ組織内で仕事を振られる会社員とは異なり、フリーランスは案件ごとや期間ごとにクライアントと契約して仕事を請け負うため、「この人は時間管理が下手でタスク進捗に遅延を起こす」という認識を持たれると次の契約をしてもらえないという事態になってしまいます。
信頼獲得が次の案件獲得に直結する、という観点でフリーランサーはより自身の業務を遂行するうえで時間管理をしっかり行う必要があります。
効率的に案件をこなすことで業務量アップ・収入アップにつながる
決められた給与で働くことが多い会社員と違い、フリーランスは案件ごとに報酬が決められるので、請け負うタスク量やレベルに応じて報酬もアップしていきます。
つまり、時間管理を上手く行い業務をこなすスピードを速めたり量を増やしたりすることで、自身の収入アップにもつなげることができます。
ゲーム業界で働くうえでの時間管理の重要さ
ゲーム業界でフリーランスとして働くうえでも、時間管理の上手さは重要な素養です。
コンシューマーゲーム開発に携わる場合は、発表されたリリース日までに作品を完成しきる必要があるため、開発本格化〜後期などはかなりスケジュールが厳しいなかの作業が求められます。一人の作業遅延が少しずつ全体スケジュールに響いてしまうのでしっかり自身の作業スケジュールを管理しなければいけません。
また、ソーシャルゲームの運営ではイベント企画・開催が多く、特に秋〜冬などはハロウィン・クリスマス・年末年始・バレンタインなどの季節イベントとあわせてスケジューリングされるため、開発が立て込むことが考えられます。
どの領域の開発でもそれぞれ違った忙しさがあり、それらを乗り切るためには時間管理術を活用できることは重要と言えます。
効率的な時間管理のコツ
短期スケジュールと長期スケジュールを把握しておく
まずは自身の受け持つタスクについて、短期・長期それぞれで予定を整理することが重要です。
タスクを〆切までに終わらせるための短期スケジュール策定はもちろんですが、フリーランスの場合は「この案件は〇月〜〇月まで対応、案件が被る期間や案件が無い期間はいつか?」など長期的な目線でスケジュールを整理しておきましょう。
そうすることで必要以上に案件を抱えることを防いだり、案件の相談をされたときに「いつなら請け負えるのか?」を即答することができて案件獲得のやり取りもスムーズになります。
タスク整理はツールを活用
細かいタスク整理は昨今さまざまな便利ツールが登場しているので、それらのなかから自身が使いやすいものを見つけるのが良いでしょう。
ここではざっくりタスク管理方式の違いをご紹介します。
ひとつのツールのなかに複数のタスク管理方法を備えているものもあるので、自分がどの管理方法に合うか少しずつ試してみることをオススメします。
<チェックリスト方式>
チェックリストにタスクを書き出して完了したらチェックをつけるというシンプルな方法です。
複雑な操作を必要としないのでタスクが発生したらすぐに登録・整理でき、網羅的にタスクを管理できます。
例「todoist」「Google ToDoリスト」など
<カンバン方式>
ツールのボードにタスクを記載したカードを追加し、「未着手」「作業中」「完了」などの各ステータスに振り分けて管理する方式です。
視覚的にタスクを一覧できるので、優先度の高いタスクややるべきタスクが一目瞭然になることがメリットのひとつです。
例「Trello」「Asana」「Jooto」など
<ガントチャート方式>
ひとつのプロジェクトのなかで細かいタスクを登録し、スケジュール管理とあわせてタスク管理ができる方式です。
「タスクAを完了したらタスクBに着手する」などタスク間の順序や関係を整理しやすいのが特長です。
例「Backlog」「Gantter」など
適度に時間を区切って集中力を切らさない
せっかく1日のやるべきタスクを整理できても、実際の作業がなかなか思うように進まないと設定したタスクをやりきれないという事態になります。
そこで作業中の集中力を切らさないための作業時間管理術をご紹介します。
<25分集中+5分休憩で区切る(ポモドーロ法)>
25分の集中時間と5分の休憩時間を繰り返し、4セット実行した後に長め(30分程度)の休憩をとるという方法です。
<90分集中+15分休憩で区切る>
「25分だと作業時間として短い」「もう少し腰を据えてタスクに取り組みたい」という場合は90分の作業と15分の休憩をワンセットにする方法もオススメです。
作業や1日の終わりに振り返りを行う
作業や1日の業務終わりに対応したタスクの振り返りを行うと、自分がどのくらいでそのタスクを完了させたかの認識が明確になり、今後のスケジュール策定をする際に適切なタスク量を設定することができるようになります。
自身の作業スピードを知ることも、時間管理を上手く行うための重要な要素と言えます。
働き方によって異なる時間管理と集中の仕方
フリーランスとして働く皆さんは、自宅でリモートワークをしていたり、クライアント先に常駐して作業をしていたり、さまざまなスタイルで働いているかと思います。
ここまで紹介した時間管理・タスク管理のコツはそれぞれに共通して取り入れられる方法でしたが、ここでは在宅型・常駐型それぞれで上手く時間管理する方法を紹介します。
在宅型フリーランス
在宅型フリーランスの場合は作業時の環境を自分に合うように調整できるため、時間でアラームを鳴らすなど時間管理についても実施しやすい環境にあります。
そのかわり、自分の作業に没頭しすぎて作業中の連絡や差し込みタスクに気付けないという事態にならないよう、レスポンスに使う時間も意識的に設定しておくとよいでしょう。
また、自分一人で作業する環境は集中力が切れると元に戻すのが難しいケースもあるため、集中力が切れたときに椅子から立ち上がってリセットしたり、チャットやメール返信など事務的に対応できるタスクを行って頭を切り替えたり、自分なりの対処法を決めておくことも重要です。
常駐型フリーランス
常駐型フリーランスはクライアント先のオフィスに出社するため、周りに同じく業務をしている人たちがいる環境で適度な緊張感を持って作業できる環境にあります。
ただ、気軽に声を掛け合える環境はその分差し込みの相談や依頼対応などで自身の作業がストップすることも多いため、作業途中で振られたタスクの優先度を適切に判断して作業中タスクとの着手順を決めることが必要です。
タスクの優先度決めについては「アイゼンハワー・マトリクス(緊急度・重要度マトリクス)」が有効で、「重要かつ緊急」「重要だが緊急ではない」「緊急だが重要ではない」「重要でも緊急でもない」の4つに分類して取り組む順番や対応方法を決めていくと良いでしょう。
まとめ:効率的に案件をこなして単価や年収アップに繋げよう
今回はフリーランスにとっての「時間管理」の重要性や、有効な対処方法について解説・紹介していきました。
「時間管理」が上手くできることは全社会人に共通して重要なスキルですが、特にフリーランスにとっては自身の案件獲得に直結する重要スキルであり、数ある管理方法のなかから自身に合ったものを選び活用していくことが求められます。
時間管理をしっかり行って案件をこなし、自身の単価・年収アップに繋げていきましょう!
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