
ゲーム業界では日々さまざまなタイトルの開発プロジェクトが動いており、そこでリーダーシップをとってチームを引っ張っているのがPM(プロジェクトマネージャー)の存在です。
昨今は会社員から独立しフリーランスPMとして働く方も多いと思いますが、
「今の単価は本当に自分の働きに見合っているのか?」
「もっと高単価な案件があるはずなのに、案件探しに時間を使いすぎている…」
など現状に悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
PMとしてはなるべく効率的に案件を獲得して、余った時間を実稼働に使いたいところですよね。そこで本記事では、高単価案件を獲得するための戦略や効率的な案件獲得ルートについて徹底解説します。
案件探しを戦略的に行い、より多くの報酬獲得ができるフリーランスPMを目指していきましょう!
ゲーム業界フリーランスPMの市場価値と高単価案件の内容
ゲーム業界でフリーランスPMが求められる理由
近年のゲーム開発では、モバイル・PC・コンシューマーそれぞれで遊べるマルチプラットフォーム対応が一般化し、リリース後の運営が長期間にわたるライブサービス型が主流となってきています。これにより、開発・運営プロジェクトの構造は以前と比べてかなり複雑化しています。
この複雑な状況を整理し、技術チームとビジネスチームの間に立ってプロジェクトを推進する専門的なPMスキルは、今やゲーム開発・運営の現場にとって必要不可欠なものとなっています。なかでも高い専門性と多くの経験を持つフリーランスPMは、特に需要が高い傾向にあります。
フリーランスPMとして高単価が狙える業務内容は?
高単価案件で求められるフリーランスPMの役割は、単なる進捗報告やタスク割り振りだけではありません。1番大きな役割は、プロジェクトの失敗リスクを最小化することです。
具体的には、以下のような高度な役割に対応できると高単価に直結します。
・技術選定とアーキテクチャ設計への関与
開発初期段階で技術的な方向性を決め、今後起こりうる課題を予測して設計に反映させる動きができることはフリーランスPMにとって大きな利点です。プロジェクトの根幹を担う部分なので、こういった決定が適切にできるフリーランスPMは希少価値も高く高単価に繋がります。
・大規模開発のリソース最適化
数百名規模のチームや複数の協力会社のリソースを、最も効率的に活用する戦略を立案し、実行した経験もフリーランスPMとして大きな強みとなる経験です。
特にゲーム開発はさまざまなセクションが密に連携し、異なる職種の状況や意見が食い違うこともしばしば起こります。そういった状況にスマートに対応できるかどうかはゲーム業界でフリーランスPMとして活躍できるかどうかの重要なポイントとなります。
・炎上案件やトラブル状況の立て直し
予期せぬトラブルや遅延が発生した際に迅速かつ的確にリソースを再配分し、プロジェクトを軌道修正する能力も、フリーランスPMとして重宝されるひとつの要因です。
効率的な案件探しが必須!フリーランスPMの時間が貴重な理由
基本的にPMはプロジェクト内外のさまざまな関係者と連絡を取り合い、状況に応じた動きが求められるため、限られた稼働時間を上手く・効率的に配分する必要があります。
そこでフリーランスPMと会社員PMでは異なるポイントが出てきます。
それは案件探し・獲得のための時間です。
案件獲得のためのクライアントとのやり取りや単価交渉、契約などの事務作業に時間を割きすぎるとその分プロジェクト進行に割ける時間が減ってしまうため、案件探しや獲得にかける時間はなるべく短縮していかなければいけません。
【効率性比較】フリーランスPMの案件獲得ルート
フリーランスPMは案件探しを効率的に行う必要があるとお伝えしましたが、具体的にどのルートがより効率的なのか、代表的な案件獲得ルートを比較していきたいと思います。
人脈・リファラル(紹介)のメリット・デメリット
人脈による案件は信頼性や安定感が高い一方で、単価が前職の給与や相場に縛られやすく、大きな幅での単価アップはしづらい傾向があります。また、案件の種類の幅も限られ、新しい分野へチャレンジしにくいというデメリットがあります。
SNS・コミュニティ活用のメリット・デメリット
SNSやコミュニティを使って実績をアピールすることは自身のブランディングには有効ですが、高単価案件の情報がオープンになっていることは稀です。継続的な情報発信に工数がかかる割に、高単価案件獲得の確実性は低く、あまり効率的な手段とは言えません。
エージェント・マッチングサービスの活用
フリーランスPMの時間を最大限に有効活用するという点で、案件エージェントやマッチングサービスの活用は最も効率的な選択肢と言えます。具体的な理由としては以下が挙げられます。
・非公開案件へのリーチが可能
エージェントやマッチングサービスでは、サイト上に掲載されていない高単価な非公開案件を保有していることが多くあります。今持っている人脈やオープンな場であるSNSでは見つからないことが多いので、効率的に高単価な案件が見つけられます。
・適正単価の提示や交渉の代行
エージェントが市場相場やフリーランサーのスキル・経験に基づきプロとして交渉を代行するため、自身で交渉するよりも高い単価で契約できる可能性が高まります。多くのフリーランサーを見てきた第三者目線から自身の適正単価を知る良い機会にもなるでしょう。
・事務手続きの効率化
案件受注にあたっての契約書作成や請求処理といった非コア業務を代行もしくはサポートしてくれるため、案件探しにかかる工数をかなり短縮することができます。
高単価フリーランスPM案件を獲得するために!エージェント登録前のスキル棚卸しのコツ
フリーランスPMにとって、エージェント・マッチングサービスの活用が有効なことをお伝えしましたが、サービスへの登録にあたってはいくつかのコツがあります。より自身に合い、かつ高単価な案件を優先的に提案してもらうために、適切な実績アピールをしていきましょう。
高単価フリーランスPM案件に必須!コアスキルのアピール
フリーランスとして自身のスキルや経歴をまとめる必須書類であるスキルシートですが、単なる経歴書になってしまっては勿体ないかつ高単価案件を引き寄せる力がありません。
どんなスキル・経験があるのかを記載することはもちろんですが、「参画したプロジェクトにどんな成果をもたらしたのか?」を具体的に訴求することであなたの魅力がさらに伝わるスキルシートになります。例えば、「スケジュール管理を実施」だけではなく、「チームの工数を〇〇%削減し、プロジェクト納期を〇〇日短縮」のように、結果を数字で示しましょう。
特に「トラブルや遅延を未然に防いだ施策・仕組み作り」や「技術的課題解決の成功エピソード」など、PMとしての問題解決能力を証明するエピソードは必須です。
単価を左右する「専門性」の+αアピール
PMとしての基礎能力は上述のコアスキルのアピールで足りますが、ゲーム業界特有の専門性やその活用スキル・実績を盛り込むことで、あなたの市場価値は一気に跳ね上がります。具体的には以下が挙げられます。
・ゲームエンジン特化の知識
UnityやUnreal Engineといった特定のゲームエンジンに深く精通し、その特性を踏まえたプロジェクト管理経験をアピールできると、よりプロジェクト内で活躍できるイメージが湧きやすいでしょう。
・ライブサービス運営知識
ゲームリリース後のアップデート計画、コミュニティ対応、サーバー負荷の予測など、開発だけでなく運用フェーズを見据えたPM経験があると、ライブサービス型タイトルも多い近年のゲーム開発・運営現場で幅広く活躍できます。
これらの専門的な知識は、単なるフリーランスPMではなく「ゲーム業界で活躍できるフリーランスPM」としてのあなたの価値を高めてくれます。
ポートフォリオは「フリーランスPMの成功体験」を語る場に
ポートフォリオや実績紹介は、完成したプロジェクトを並べるだけでは不十分です。PMの場合、その裏側で起きていた「プロジェクト成功までのプロセス」を語れるようにしましょう。
スキルシートでも一定実績を紹介するかと思いますが、ポートフォリオではより具体的に、
・担当プロジェクトが直面した困難
・その困難をどういう判断で乗り越えたか
をより詳細に記述することで、採用担当者はあなたの現場での対応力を具体的にイメージできます。守秘義務のある案件は、企業名やタイトル名を伏せつつも、プロジェクトの規模、役割、そして貢献度をできるだけ詳細に記述する工夫をしましょう。
エージェント面談時の案件獲得・単価アップのコツ
自身のスキルや経歴を効果的に伝える準備ができたら、いよいよエージェントとの面談や実際の案件探しに移ります。ここでは、エージェントとの面談や案件探しにあたって意識しておくとよいことをご紹介します。
エージェント面談を単なる案件探しの場で終わらせない
エージェントとの面談の場を、単に案件を探す場ではなく、あなたのキャリアをアップさせるための戦略策定の場と捉えて望むと良いでしょう。
希望の業務内容や単価、自身のスキルを伝えるだけでなく、自身のキャリアプランや今後どういったポジションを狙っていきたいかも含めて伝えると、そういった情報も加味して総合的な判断で適切な案件を提案してくれる可能性が高まります。
必須条件と妥協可能な条件を決めておく
業務内容・稼働時間・単価など、フリーランスとして働くうえで判断基準とする条件は複数あります。
高単価な案件を狙う場合は「単価の最低ラインはここまでを必須とする、その分業務内容や稼働時間、勤務形態などの他の条件は適宜調整可能」など、自身の条件イメージをあらかじめ考えておきましょう。
ある程度妥協できる条件も持っておくと、思わぬ高単価案件に出会える可能性もあります。
エージェントに「この人を企業に紹介したい」と思わせる工夫
スキルや実績についてはスキルシートやポートフォリオでアピールできますが、フリーランスPMとしてスキル・経験と同じくらい重要なコミュニケーション能力を伝えるには面談の場が最も効果的です。
フリーランスPMは複数部門のメンバーと同時進行でやり取り・調整をするので、コミュニケーション能力が高いと見られることでより大規模な案件やレベル感の高い案件を安心して紹介できそうと判断してもらえるでしょう。
まとめ:高単価案件への近道はプロの支援を活用すること!
フリーランスPMが最も注力すべきは、参画プロジェクトの成功のために使う時間であり、それはそのまま自身のスキルアップ・キャリアアップに直結します。
そのため、案件探しや交渉、事務手続きといった非コア業務は、プロの支援、つまりエージェントサービスに任せるのが最も合理的で効率的な方法です。
ゲーム業界のフリーランスPMがさらなる収入アップとキャリアの成長を実現するために、フリーランスエージェントやマッチングサービスを効果的に活用していきましょう!
フリーランスの皆様!こんなお悩みはありませんか…?
・自分のスキルを活かせるゲーム・エンタメ案件に出会えない……。
・自分のスキルに見合った報酬を貰えていない……。
など、フリーランスとして仕事をしていくうえで困っていることはありませんか?
ConPro FREELANCE(コンプロフリーランス)はゲーム・エンタメ業界に特化したフリーランスエージェントサービスで、ゲーム・エンタメ業界で働くフリーランスの皆様の案件探しをサポートさせていただきます。
ゲーム・エンタメ業界で300社以上のお取引先様を持ち、ジャンル・領域ともに幅広い600件以上の案件を保有しているので、あなたのスキルや経験を活かせる案件にきっと出会えます!
案件探しから商談〜参画後も全力でフォローさせていただきますので、ご心配事・ご不安事などもお気軽にご相談ください!
カンタン60秒で申し込み可能!
フリーランス案件の相談をする無料
